8団の礎(いしずえ)

BPのことば(13)



  「ガールスカウトはいつも、生命を救ったり、傷ついた人々を助けたりする
   ために「準備」をしていなければならない(must Be Prepared)。
   そして、誰かのために、少なくとも一日に1つは善い行いをすべきである。」


 ガールスカウトのモットー「そなえよ つねに」の元になっていることばだと思います。
いつでも必要な時に必要なことがすぐにきちんとできるように備えているのがスカウトで、日頃の集会はそのために知識や技を身につける練習のときなのです。
 スカウトたちは、どんな活動をしたいかを自分でまたはパトロールで決めてバッジを取ることを目指して取り組みますね。集会ではリーダーや専門的な先生の話を聞いたり、本で調べたり、話し合ったり、ノートにまとめたり、また、例えば救急法や縄結びのような技がすぐにさっとできるようになるために練習したりします。そして、リーダーに認めていただいてバッジを手にします。
それが終点ではありません!
バッジを取得して、技能帯につけるということは、「このバッジについての知識や技で、私はいつでもすぐにお役に立つことができます」という看板を掲げたことになるのです。看板を出したらそのことはいつでも復習、練習して磨いておかなければなりません。思いもかけないとき、例えば電車の中で、目の前の人が気分が悪くなったとして、救急法を習ったスカウトはさっとその人を介護できなければならないのです。
 バッジをつけるということ、責任重大です。
 8団のスカウトは自分が持っているバッジのことについて、いつでもすぐに役立てるように、技を磨いているでしょうか。ときどきリーダーや保護者の方々が、急に問題を出して確かめる機会を持つという計画をしてはどうでしょう。
本物のスカウトを育てるために。

テンダーフット部門リーダー  松下 倶子


BPのことば(14)



  「ガールスカウトとして学ばなければならない最も大切なことの一つ、
                それは、どんなことも見逃さない注意力である。
   どんな小さなことでも、どんなわずかな印でも見逃さず、目に留めて、
その意味を読み取ることである。」


「少女たちが、ゲームをしたり、歌を歌ったりして楽しんだり、ロープが上手に扱えるようになったりすることは、そのことが目的なのではなく、それらは<やくそく>と<おきて>のこころを身につけ、実行するための手段に過ぎない」と習ったことがあります。
 毎回の集会で、また、自然のなかで、実体験をすることが大切ですが、ただやればよいというのではなく、花を育ててきれいに咲いたら、世話をしたのは私だけど、花を咲かせる力は私にあるのではなく、人間より大きな自然なのだと気づき、謙虚な心を持つようになるとか、きれいな水が身近にない人たちのことを習ったら水を自由に使えることを感謝する気持ちをもって暮らすようになるとか、体験したことから意味に気づくことが重要です。
意味に注意する習慣がつくように、スカウトたちを支援することはリーダーや成人メンバーの役割の一つではないでしょうか。
目に見えないことですが、やがてスカウト一人ひとりの“ひととなり”を育てることでしょう。
キャンプファイヤーの「夜話」や行事の反省、バッジに挑戦した後の振り返りなどを大切にしたいと思います。
本物のスカウトを育てるために。



テンダーフット部門リーダー  松下 倶子

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